キービジュアル

新着情報

家づくりの知恵袋
2024.01.03

吹抜のメリットとデメリット



愛知県安城市の中霧島壁、セルローズファイバー断熱材でつくる自然素材の家「ツクヨミクリエート」代表の高橋です。今回は、「吹抜のメリットとデメリット」のご紹介。

ツクヨミクリエートでは 快適な住空間づくりのためによく吹抜けを計画提案させていただいております。今回は吹抜についてのメリットとデメリットのお話を。

吹抜は空間を視覚的にも心理的にも広く見せる効果があります。部屋の広さが同じでも一般的な平天井と吹抜天井とでは見え方や広さの感覚がだいぶ変わってきます。ですから、狭小住宅のような敷地の制限や床面積の制限が厳しい建物に吹抜は有効な空間となってきます。狭い空間をいかに広く見せ、快適空間にするかが腕の見せ所です^^



写真(1月15日撮影)はリビング部分に吹抜があるLDKの昼間の様子ですが 真冬ですと太陽高度が低いので吹抜けに設けた窓のおかげで このように部屋の奥まで太陽の光が届きます。逆に夏は太陽高度が高く、昼間の太陽は建物のほぼ真上に来るので窓付近にしか光が入り込まず真冬の様に光が部屋奥まで入る事もないので暑くならずに済みます。

夏は涼しく、冬は暖かくなるように光の調節を軒の出を出したり、庇を付けてコントロールしてあげてます。実際、冬の日中は太陽の光で部屋がぽかぽかになりますのでエアコンをつける必要はないです。吹抜のデメリットとしては空調になるかと思います。1階リビングでの吹抜ですと2階の空間とつながる場合が多くなり体積が増えますのでそれだけエアコンの効きが悪くなります。2階リビングの吹抜は吹抜だけの体積増加になるので1階リビング吹抜ほどデメリットは感じません。1階リビング吹抜でも吹抜を2階空間と区切ってあげれば2階リビング吹抜と同じになります。

ですが、どちらにせよしっかりとした断熱計画が必要になってくると思います。

あと、「1階に吹抜を設けると2階部分の床面積が削られてもったいない。」とよく言われます。正直、その通りです。吹抜は余裕の空間になりますので必要な部屋数を確保しようとすると2階部分の一部が吹抜けとなり床面積には入りませんが建物が大きくなってしまい建築費アップにもつながってしまいます。2階リビングの吹抜は もともと屋根になる空間(小屋組み部分)を吹抜けにしますので建物自体も大きくならずにコストアップもそれほどありません。ですから、2階リビング吹抜けはおすすめです。難点は屋根の向きに制限が出てくることくらいでしょうか。

あと、吹抜けで共通して気を付ければならないことは屋根断熱と雨音対策です。吹抜は屋根直下になることがほとんどですのでしっかりとした断熱をしなければなりません。雨音も屋根材がガルバリウム鋼板だと音がしやすくなります。

ツクヨミクリエートでは 長年住宅を設計、監理してきて試行錯誤してしっかり対策して施しておりますのでご安心ください^^  



愛知県安城市で自然素材を使った高断熱の家をつくる「ツクヨミクリエート」です。壁、天井には 火山灰を主原料とした調湿効果の高い、中霧島壁を使用し 断熱材には セルローズファイバー断熱材+付加断熱材を使用し 高断熱の家を実現します。体にも家にも優しい家づくりをご提案いたします。アトピーを患った経験がある代表が、今まで使ってきて一番よい材料を選定して自信をもって提案しております。自然素材を使ったリフォーム、リノベーションも承っております。お気軽にご相談ください!愛知県安城市の注文住宅なら「ツクヨミクリエート」にお任せください!

一覧へ戻る